7月24日、浜松馬鹿軍団のメンバー数人で富士登山競走に参加しました。


富士登山競走は毎年7月下旬に開催される山岳レースです。
五合目コースと山頂コースの2コースがあり、ともに山梨県富士吉田市の市役所前からスタートします。
五合目コースは富士山吉田口五合目までの15km（標高差1480m）、山頂コースは富士山頂までの21km（標高差3000m）を駆け上がります。

五合目コースは3時間30分以内に五合目まで達すれば完走です。

山頂コースは過去3年以内に、五合目コースのゴールタイム、もしくは山頂コースの五合目通過タイムで2時間30分もしくは2時間25分以内で走った実績がないと参加できません。そして、2時間20分以内に五合目関門通過、4時間以内に八合目関門を通過し、4時間30分以内に山頂に到達しないと完走と認められません。例年の完走率50%前後という厳しいレースです。


市役所前をスタートし、序盤は街中を走っていきます。街中とはいえ最初からほぼ上りしかないのですが…。走り続けるにつれ、どんどん傾斜がきつくなっていき心臓がバクバク鳴り始めます。やがて本格的な登山道が始まり、五合目までは森林の中を上っていきます。

五合目を過ぎると背の高い木々はなくなり、六合目以上は不毛な砂礫・岩場を登っていきます。足場の悪い砂礫はズルズル滑ってなかなか進まず、急峻な岩場は両手両足をフルに使ってよじ登っていきます。

途中、脚攣りのトラブル等もあって動きが鈍り、酸素が薄くなって息も絶え絶え、何とかもう少しでゴールというところ、今回出場しなかったメンバー数人のサプライズ応援。早朝、最も厳しいと言われている御殿場口から登って待っていてくれました。
仲間の粋な応援で元気復活、疲れ切っていたのに最後の最後は元気いっぱいでゴールできました。

ゴール後は日本一高い場所での宴会、山頂ビールで乾杯♪

今回、五合目コースで山頂コースの出場権を獲得したメンバーもいて、来年は更に賑やかな宴会ができそうです。


大きな苦しみを乗り越えた先に大きな感動、仲間との絆。感慨深い１日でした。